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「治験」では、新しい「くすりの候補」を、健康な方や患者さんで試します。そのため、患者さんにとっては、効果
の面での期待はありますが、新たな副作用が発現する可能性もあります。従って、「治験」に参加していただく方の人権や安全は最大限に守らなければなりません。それと同時に「くすりの候補」の効果
(有効性)や副作用(安全性)は科学的な方法で正確に調べる必要があります。そのため、国によって治験の実施に関する大変厳格なルールが、欧米の先進国と連携して定められています。 治験を実施する医療機関では治験審査委員会※が設置されており、このルールをもとに「治験」の内容について十分審議し、承認されたものだけが実施されます。 |
※治験審査委員会 治験に参加される方の人権と安全を保護する見地から、治験実施医療機関と利害関係のない委員(外部委員)や医学・薬学などの専門家以外の委員も加わって審議しています。 |
「治験」の実施にあたっては、まず、担当の医師から、治験の目的や実施方法、「くすりの候補」の予想される効果
や副作用、治験に参加しない場合の別の治療法などを説明いたします。 その説明を十分ご理解の上で同意された場合のみ「治験」へ参加していただきます。 なお、「治験」への参加を拒否されても診療上の不利益はありません。また、いったん同意された後でも撤回することもできます。 |
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■治験コーディネーター(CRC)とは? | ||||||||||
「治験コーディネーター(CRC)」は、看護師、薬剤師、検査技師などで構成されており、治験にご協力いただく方の人権や安全が守られるように、治験で発生するさまざまな業務の調整を行う医療従事者です。 | ||||||||||
■治験コーディネーター(CRC)の業務 | ||||||||||
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