静岡県病院薬剤師会会長 渡邉 学 
 
 静岡県病院薬剤師会のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
静岡県病院薬剤師会は昭和28年(1953年)に創立され、令和6年3月現在の正会員数は1282人となっております。
当会の目的は、日本病院薬剤師会との連携のもとに静岡県内の病院、療養所および診療所に勤務する薬剤師が互いに結束し、様々な研修・委員会活動により病院薬剤師の職能を向上・発展させることを通じて、患者さんおよび静岡県民の皆さまの薬物治療の質向上と健康な生活の確保に寄与することです。
 東西に長い静岡県では、県内を東部、中部、西部の3つの支部に分けて、地域ごとに様々な活動を行っています。本部には、総務部、会計部、企画広報編集部、学術部および薬剤業務部を設置しております。
 企画広報編集部は、毎年2回の会員向け会報誌の発行、病院薬剤師の魅力を伝えるためのイベントへの参加や新聞社の医薬品情報のコラムを執筆、ホームページやフェイスブックなどのSNSでの情報発信も実施しております。
 学術部は、日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会、東海医療薬学シンポジウム、静岡県病院薬剤師会学術大会、新人研修会、中堅研修会等を企画・運営し、学術部内に専門・認定薬剤師養成のためにがん専門薬剤師部門、感染制御専門薬剤師部門、精神科専門部門、妊婦・授乳婦専門薬剤師部門を設置し、それぞれの専門薬物療法に関する研修会・講習会等を実施しております。また、学術研修委員会は、学術部全体で実施する新人研修会や中堅研修会に加えて、専門薬剤師部門には含まれない領域の薬物療法に関する研修会などを実施しております。
 令和6年度からは、薬剤業務部を新設し、医療連携委員会(薬剤業務委員会より改名)、中小病院・診療所委員会、学生実習委員会、災害対策委員会(新設)を統括し、病院薬剤師業務の標準化や各種医療系団体、大学、薬剤師会等との連携推進を図ってまいります。
 近年、病院薬剤師の偏在・不足も大きく取り上げられるようになり、地元新聞の第1面に大きく取り上げていただいたのも記憶に新しいところです。これも、病院薬剤師への期待の表れの一つとも捉えることができ、当会役員と静岡県との間で県内病院薬剤師の確保策が検討、実施されつつあります。人口減少の時代、医療人材の確保自体が厳しくなると予想されますが、静岡県や病院団体、大学、薬剤師会等のご助力を賜りながら、病院薬剤師の偏在・不足の解消へ向けて様々な取り組みを一つ一つ実践して参ります。

これからも静岡県病院薬剤師会は、患者さん、静岡県民および医療関係者の方々からのご期待に応えるように努力して参ります。皆さまからの篤いご指導とご支援を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

 令和6年4月吉日